「-幸せを増やす暮らし方-2拠点・多拠点生活」TURNS vol.68【3/19最新号発売】

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¥880

※発売日(2025/3/19)より順次発送させていただきます。

特集|-幸せを増やす暮らし方-2拠点・多拠点生活

ワークライフスタイルの自由化と多様化が進む中、二拠点居住・多拠点居住を実践する人が増えています。

2024年5月には、地域の受け入れ環境を整え二地域居住の促進を図る「改正広域的地域活性化基盤整備法」が成立。都市部から地方への人の流れがますます活発化することで、人材不足や空き家、耕作放棄地の増加などさまざまな地域課題へのプラスの効果も期待されています。

今こそ生き方、暮らし方を見つめ直す好機。
二拠点・多拠点という生き方は人に、地域に、何をもたらすのか。
多様な実践事例を通して、地域と人との”良い関係”について考えます。

巻頭レポート

神奈川⇄宮崎県日南市|志伯健太郎さん(GLIDER)
世界と地方を往来し、<世界の一流>と<地方の原石>を結ぶ

クリエイティブディレクターとして数々のCMや映像作品を生み出す志伯健太郎さん。広告制作を手がける株式会社GLIDER(グライダー)の代表で、2年前、東京都港区にあった本社を日南市油津の「旧堀川資料館」に移転。神奈川県葉山町にある自宅と行き来し、毎月1週間ほど日南市に滞在している。日南市に本社を移したことで、仕事にどんな影響があるのだろう。また地域には一体どんな変化が生まれたのだろうか?

編集:甲斐かおり 文:﨑田さおり 写真:谷口智彦

 

東京⇄埼玉県秩父市|今山実穂さん
ありたい姿から住と職をデザインする

「なにができるか」ではなく「どうありたいか」を基準に生きることで、人はもっと多様な選択肢を持つことができる。都内での省庁勤務を経て、秩父市でカフェ兼キャンプ場「KEiNA CHICHIBU」を経営する今山実穂さんもそんな一人。既存の枠組みにとらわれない生き方の先に、人と町の新たな可能性を見ている。

文:徳山貴哉 写真:三根かよこ

 

大阪⇄和歌山県九度山町|渡邉加奈・勝史さん
二拠点生活を経て完全移住へ
芸術祭がつないだ地域と作家の縁

いつかは好きな土地に移り住みたい。心ではそう願っていても、「地域の人たちに馴染めるか」「知らない場所で暮らしていけるか」といった心配が尽きない人も多いだろう。アートイベントへの出展をきっかけに、和歌山県九度山町との縁ができた渡邉さん一家は、大阪府八尾市と行き来するや約4年の二拠点生活を経て、今春から完全移住することを決意した。彼らの背中を押したのは、町役場の人たちや地域住民と築いてきた関係性だった。

取材・文:藤原朋 写真:藤原沙織

 

東京⇄熊本県天草市|今井浩子
どちらかではなく、どちらも選ぶ
故郷も都会も、私の帰る場所

九州・熊本県の西側に位置する天草地域。大小約120余りの島々からなるエリアで、主だった島は橋でつながっており海の観光地としても有名だ。この海辺の町でカフェを営みながら東京と二拠点生活を送る今井浩子さん。そのリアルな暮らしぶりを聞くながで、たくさんの居場所をもつ価値と可能性が見えてきた。

文:中川千代美 写真:マエダモトツグ 編集:甲斐かおり

 

東京⇄岡山県倉敷市|あかしゆか
本屋を始めた編集者が見つけた
心豊かな自分の在り方


いつの時代も、どこにいても。人にとって普遍的に変わらないものがあるとすれば、それはどう生きるかという問いだ。人それぞれが感じる幸せや価値があり、そこには正解も不正解もない。暮らしの拠点、仕事の種類。それらをいくつか持つことも選択の一つだろう。編集者とライターを生業とするあかしゆかさんは、岡山県の児島に小さな本屋を開き、東京と岡山の二拠点生活を続けながら、自分自身の答えを見つけようとしている。

取材・文・写真:藤田和俊

 

東京⇄山梨県大月市|田中祥人・ゆかりさん
100%完璧じゃなくていい
心のままに堪能する二拠点ライフ

どこの地域でどんな風に生きるか。自分の理想を求めて生活の場所を移したり、自宅以外に拠点を持ったりと、多様な選択肢のある時代になった。元々自然が大好きで外遊びが趣味だったという田中祥人さん・ゆかりさん夫妻は、平日は東京のど真ん中で働き、週末は山梨の森のなかで過ごしている二拠点生活実践者だ。お互いの個性や「好き」を尊重しながら、気ままな2拠点ライフを楽しむ2人に、理想の暮らしを実践するためのアイデアを伺った。

文:野口ひとみ 写真:深澤慎平

 


第2特集
新しい生き方を創る人たち

住居、交通インフラ、仕事、コミュニティ……。二拠点・多拠点生活が広まっていくためには、それを可能にする社会環境が必要だ。複数地域を行き来する暮らしを夢見ながらも、ままならない”現実”を前に尻込みしている人もきっと少なくないだろう。

そんな状況をブレイクスルーするのはいつの時代も、先んじて一歩を踏み出すファーストペンギンたち。実践者として地域を巡っていた彼らは現在、身をもって知った課題に事業を通して向き合っている。

二拠点・多拠点を後押しすべく、それぞれの分野で奮闘する人たち。第二特集では「新しい生き方」を創り出す開拓者たちに密着しました。

うさぎ企画(静岡県・三島市)
「内と外」の視点で拓く地域の新たな可能性

場所の魅力は、普遍ではない。交通の便が良くなり、魅力的な人々が集えば、その場所に描かれる景色はガラリと変わる。伊豆半島を拠点い、地域の活性化に挑むのは合同会社うさぎ企画の代表・森田創さん。彼らが掲げるのは、「人づくり・場づくり・足づくり」の三領域から地域を見つめ直し、イノベーションを生み出すアプローチだ。

取材・文:徳山貴哉 写真:三根真吾

 

株式会社デュアルライフ(山梨県・北杜市)
理想の暮らしを全力サポートする
デュアルライフのスペシャリスト

テレビの情報番組で二拠点生活の特集を目にするたび、「いつかは自分も」と夢を膨らませる。しかし、仕事や費用、物件選びなど課題は山積みで、なかなか行動できない人も多いだろう。八ヶ岳南麓で二拠点生活や移住サポートを行う「株式会社デュアルライフ」の黒田大さんは、これまで多くの人が自分らしい暮らしを掴み直すための過程に寄り添ってきた。プロだからわかる、「幸せな二拠点生活」に必要なものとは?

文:野口ひとみ 写真:深澤慎平

 

株式会社ONE TERASU(島根県・隠岐郡西ノ島町
東京、秋田、島根…越境して見つけた自分らしい生き方

旅をするように生きたい、と小笠原怜士さんは言う。秋田県の山間部で育ち、東京で就職。そこから島根県隠岐諸島で自分らしい生き方を見つけた今、三つの拠点を飛び回りながら暮らしている。これまでの経験をもとに、「株式会社ONE TERASU」を創業。視察マッチングサイトの運営や中小企業の採用支援ブランディングなど地方の魅力を伝えるサービスを通し、より広い視野で仕事や暮らしを見つめられるきっかけづくりをしている。


連載ほか

地域ルポ|群馬県安中市
人がまちをおもしろくする

地域ルポ|奈良県奥大和
奥大和を楽しみ、奥大和を盛り上げる

地域ルポ|和歌山県
「ローカル」×「空き家」が広げるなりわいづくりの可能性

福島県大熊町
新たな産業交流拠点が生み出す大熊町の”復興の先にある未来”

埼玉県寄居町
「寄居ツーリズムラボ」を開催しました

YAMAGUCHI関わり創出プロジェクト2024
ローカルビジネスの視点で地域の未来を考える探究カレッジ 

僕たちのローカルデザイン考

地域おこし協力隊リポート 島根県松江市

これからの官民連携|学校と地域と企業を繋ぎ、社会全体で若者の選択肢を広げる

地域おこし協力隊のトリセツ|地域おこし協力隊の制度を理解する文書・文献リスト

わたしもTURNSになりました

日常こそが最大の観光資源
暮らし観光のすすめ

写真で町を元気に!「まち歩きフォト講座」開催レポート

TURNS PERSON|元野球選手たちが描く、次世代育成と地方創生

よく見ると動いている|アサダワタル

素晴らしきローカル土産


<巻末綴じ込み冊子>
移住マッチングガイド|日本創生のための将来世代応援知事同盟

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