こだわりの生業を持つ職人が集う宿場町

周囲を標高500~800mの山々に抱かれた、兵庫県丹波篠山市。

面積の約75％を山地が占める恵まれた自然環境と、白壁の妻入町屋が連なる美しい街並み、そして、宿場町として栄えた頃から続く人と人とのつながり。

それらを大切に受け継いできたこのまちには近年、草木染め職人や吹きガラス作家、天然酵母のパン屋などこだわりの生業を持つ人が集い、互いの生き方を尊重し合う、新たな風土を形成し始めています。

新しい循環を生み出す作品

この地で草木染めと竹かごのお店『けせら工房』を営んでいるのが、2009年に大阪から移り住んだ松岡茉莉花さん。
「衣・食・住」を自分たちの力で手作りしたいという思いから、丹波篠山の自然恵みを生かす新しい暮らしづくりに取り組んでいます。

けせら工房が大切にしているのが、“使った分以上のものを自然に還す”こと。
草木染めの原料になる木を植え→守り育て→採取して→染料として使い→残渣（色を抽出したあとの草木のガラ）や木屑などを堆肥として土に返し→森を育てる。
手仕事ならではのぬくもりで、暮らしと自然をゆるやかにつなぐ工房です。

自然の色で染め上げた作品

草木染めの商品を製作する過程に出るハギレセットは、森の木々や草花、土などを使って丁寧に染め上げたさらし２０色セットです。

植物染料を何回も重ねて染めた色や、様々な色の土や草木を使って染めたムラ柄など唯一無二の色をお楽しみいただけます。

刺し子やこぎん刺しはもちろん、パッチワークにちりめん細工やラッピングなど、幅広い用途にお使いいただけます。

商品の売り上げの一部は、草木染めと自然とが循環する「染色の森」づくりの活動支援金に充てられます。

草木染めのハギレ２０色セット

■サイズ
縦約15cm×横約16cm

■素材
綿100%

■ご購入・お取り扱いについて
・写真はPCやスマホに映る色合いと実際の色が少し違って見えることもあります。
・草木染めの特性上、色落ち、色移りする場合もあります。使い始めは特に、色の薄い衣類との重ね着を避け、お洗濯はぬるま湯、手洗いでお願いいたします。