TURNS vol.48 いまこそ、地方へ あたらしい移住の手引き|移住 田舎暮らし 地域活性化 地方創生
¥880しかし、コロナ禍や超少子高齢化、働き方の多様化、住む場所の多角化にともなって、地方に身を置くことを検討している人がさらに数多く見受けられるようになってます。
自然、食、子育て、仕事、住居、さまざまな要因がタイミングよく合致したときに、人は「今だ!」と移動する。
移住への企画や取り組みは多様化し、移住するきっかけは年々増え、今までの移住施策とは一線を画したものになってきています。
この特集では、移住を導き、移住を定着させてくれる人、それを受け、移動して新たな人生を歩み始めた人にフォーカスを当てて、多様化する移住を紹介します。
「今だ!」と思えるタイミングは、もしかしたら、今日かもしれません。
特集|いまこそ、地方へ
起業家育成がそのまま町の成長に
「開く」ことで人と町の課題を解決する
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特定非営利活動法人アスヘノキボウ〘宮城県女川町〙
宮城県女川町。
そこで地域と外部が関係をむすぶ、きっかけ作りに奔走しつづける人がいる。
東日本大震災から十年、そしてコロナの波。
二つの苦難を経験しながらも、この町には関わりあう人たちの輪が広がり、増え続けている。
その理由を尋ねた現地で見たのは、日本全国の課題を解決し未来をも拓く「町開き」の精神だった。
想いを共有するチームが育む街づくり
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さとづくり48〘福岡県宗像市〙
福岡市と北九州市の中間に位置し、歴史深い地域でもある福岡県宗像市。
そんな宗像市にある「日の里地区」は、約五十年前に完成し最盛期には約一万六千人が暮らしていた九州最大級の集合住宅である。
「UR賃貸住宅ストック再生・再編方針」により集約された跡地で二〇二〇年に十棟のうち四八号棟の一棟のみを残し解体が行われ、次の五十年を暮らす場をつくる団地再生プロジェクト「さとづくり48」が始動した。
「なんか楽しそう」が循環する
チャレンジする人に開かれた町
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よこらぼ〘埼玉県秩父郡横瀬町〙
「日本一チャレンジしやすい町」と呼ばれ、個人や企業がアイデアを持って続々と訪れる町がある。
埼玉県秩父郡。最近では移住や二拠点生活の場に選ぶ人も増え、彼らが自由にチャレンジする取り組みにより、また町に人を呼ぶ循環が生まれているという。
人口約八二〇〇人の小さな町で、なぜそのような動きが活発になったのか?
答えを探るべく、チャレンジできる仕組みを仕掛けてきた横瀬町役場の田端将伸さんと、埼玉県朝霞市から移住した伊藤 淳さんに話を聞いた。
人が減り、空き家が増える。豊かな余白が街を変えていく。
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野澤隆生〘長野県上伊那郡辰野町〙
多い時には、一年に百名もの移住者が町の支援を通してやってくる、長野県・辰野町。
「やりたいことを持つ一人が、町に大きな影響を与えるんです」
そう語るのは、移住促進の取り組みを長年続けてきた辰野町役場・野澤隆夫さんだ。
町の空き家を活かし、建築士や、カフェや古着屋を開業する人たちなど、多くの移住者・関係人口を呼び寄せた。
集まってきた人は口々に、「ここでなら、やりたいことができる」という。
人々の「やりたいこと」が集まる町を、野澤さんと、空き家を通してつながった移住者の方々に聞いた。
買い物だけじゃない
移住者が自然と引き寄せられていく、
〝逆張り〟な人たちがつくる街
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QURUWA〘愛知県岡崎市〙
おもしろい街はなぜか人が集まってくる。
嗅覚の良い小商いの店主がお店を出し、クリエイターが小さなオフィスを構える。
少しずつ底上げされ始める街の日常を、敏感に感じた人が移住し始める。
ポツリ…ポツリ…街の表情が変わっていく。
そんなアップカミングな街が、愛知県岡崎市のQURUWAエリアだ。
今、岡崎で何が起きているのか。
どんな歩みがあったのか。
キーマンの二人に話を聞いた。
徹底した移住者目線と市民の信頼
西条市が全国から注目される理由
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柏木潤弥〘愛媛県西条市〙
移住施策開始からたった一年で移住者数を三倍に増やし、三年後には「住みたい田舎ランキング」全部門で全国一位を獲得したまち、愛媛県西条市。
……って、どこ?そう思った人も少なくないかもしれない。
というのも、全国的にはまだあまり知名度がないまちだからだ。
そんなまちがなぜいま、移住の文脈でいちばん注目されているのか?
答えを求めて、移住施策を牽引してきた西条市役所の柏木潤弥さんと、東京から移住した中島慎二・佐知子夫妻に話を聞いた。
第2特集|先輩移住者に訊く「移住の本音」
洋平・裕・原和夫〘旧色川村・和歌山県那智勝浦町〙
荒井慶悟〘愛知県名古屋市〙
吉田勝信 稲葉鮎子〘山形県大江町〙
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